2014年の夏、麹町で開催されたアートプロジェクト「#BCTION」の公式アートマガジン『#BCTION art magazine』が9月16日に発行された。
昨年2014年夏、東京都千代田区麹町の取り壊し予定だった9F建てのオフィスビル一棟を丸ごとアートスポットとして再利用して展示会を開催した「#BCTION」は8月31日から9月15日までの期間中(好評をうけてのアンコール開催2日間を含め)、1万5千人以上の来場者を記録した。今回刊行された『#BCTION art magazine』では、都心に突如現れて約2週間で消えてしまった謎めいたアートプロジェクトを、当時の写真と各方面のクリエイターとの対談で解析。フルカラー152ページに及ぶ大作ながら、“magazine”の体をとり価格設定を抑えることで(1,500円)、大勢の来場者とアーティスト達が共有しているリアルな記憶をより多くの人に伝えることを目指したという。
80組以上のアーティストが参加し都市のデッドスペースの新たな価値付けを目標にした同アートプロジェクトが「未来に何を残せたのか?」を考え、“#BCTIONの世界”を体感することができる同書。一万件超の投稿があったInstagramの紹介ページや大山エンリコイサム(美術家)と、エイドリアン・ファヴェル(社会学教授)のメールによる交換文書など多数のコンテンツが収録されている。
#BCTION art magazine
【価格】1,500円(税抜)
【仕様】A4横開き、フルカラー 152ページ、英訳付き
【取り扱い店舗】Amazonと、東京・千葉・大阪・名古屋のカフェやギャラリーにて販売(詳細はこちら)。