現在、長野県茅野市で開催中の公立ミュージアム4館(茅野市尖石縄文考古館、茅野市八ヶ岳総合博物館、茅野市神長官守矢史料館、茅野市美術館)と、京都造形芸術大学附属康耀堂美術館、蓼科高原美術館 矢崎虎夫記念館、計6館による連携事業「茅野市ミュージアム活性化事業」において、11月1日(日)に世田谷美術館館長・酒井忠康氏と同市出身の建築史家で建築家の藤森照信氏が出演するシンポジウムが開催される。
シンポジウムでは上述の茅野市内のミュージアム6館を両氏が事前に訪問し、「ミュージアムとは」「地域とは」について対談。またミュージアムを通して感じた茅野の魅力についてトークを行う。その後のパネルディスカッションではミュージアムから地域の個性をみつめ直し、地域においてその個性をどのように活かすかを考える。プログラム詳細は以下の通り。
■シンポジウム「ミュージアムから出かけよう」
第1部 酒井忠康×藤森照信トークセッション「ミュージアム×ちの」
第2部 パネルディスカッション
<パネリスト>
酒井忠康(世田谷美術館館長)
藤森照信(建築史家・建築家、東京大学名誉教授)
岩崎和子(縄文プロジェクト実行市民会議 楽しむ部会 部会長)
守矢昌文(茅野市尖石縄文考古館館長)
辻野隆之(茅野市美術館長)
<コーディネーター>
徳永高志(茅野市民館コアアドバイザー)
酒井忠康(さかい・ただやす)
1941年、北海道生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。神奈川県立近代美術館に勤務、同館館長を経て、2004年より世田谷美術館館長。ヴェネツィア・ビエンナーレ、サンパウロ・ビエンナーレなどのコミッショナーを歴任。著書に『彫刻家との対話』、『ある日の画家=それぞれの時』、『鍵のない館長の抽斗』など。
藤森照信(ふじもり・てるのぶ)
1946年、長野県茅野市生まれ。諏訪清陵高校卒業まで茅野市で過ごす。東京大学教授・工学院大学教授歴任。近代建築史・都市史研究の第一人者として多くの業績を残す。一方、茅野市で神長官守矢史料館(1991年)を設計し建築家としてデビュー。自然素材や植物を用いて独創的な建築を創り続けている。
【日時】2015年11月1日(日) 14:00~
【出演】酒井忠康(世田谷美術館館長)、藤森照信(建築史家・建築家)
【会場】茅野市民館マルチホール(長野県茅野市塚原一丁目1番1号)
【料金】無料
【関連リンク】茅野市民館/茅野市美術館
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