「海か、山か、芸術か?」
茨城県北芸術祭実行委員会(会長:橋本昌茨城県知事)は30日、2016年9月17日(土) から11月20日(日)までの65日間、茨城県北地域6市町(日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町)を舞台に初めての国際芸術祭「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」を開催すると発表した。
茨城県北は、風光明媚な一方、早くから炭鉱や鉱山が開かれ、明治期には基幹産業やインフラが発展し、現代にいたるまで日本の経済と近代化を担ってきた地域。また県内には筑波大学や様々な研究機関が所在し、1985年には科学万博が開催されるなど、科学・技術とも深い関わりがある。そこで、同芸術祭では「海か、山か、芸術か?」をテーマに、自然と対話するアート、科学・技術を利用した先進的なアートにフォーカス。
さらに、多分野の人々と共同で作品を創り出すアートハッカソン、県内の産業とのコラボレーション、県独自のアーティスト滞在プログラム“ARCUS”との協働、県内諸大学との連携など、地域に根ざした創造活動を実践するという。
総合ディレクターには森美術館館長の南條史生氏が就任。キュレーターは札幌国際芸術祭でもキュレーションを担った四方幸子氏(東京造形大学・多摩美術大学客員教授)が、アソシエイトキュレーターはインディペンデント・キュレーターの金澤韻氏が務める。また参加作家は以下のほか、一般からのプロジェクト募集も行うとしている。
■主な参加アーティスト
ソンミン・アン
ザドック・ベン=デイヴィッド
オロン・カッツ
ティファニー・チュン
ハンス・ペーター・クーン
テア・マキパー
森山 茜
落合 陽一
チームラボ
米谷 健+ジュリア
やくしまるえつこ(テーマソング制作) 他
※作品数:約80(プロジェクトを含む うち海外からのアーティスト約半数を予定)
【会期】2016年9月17日(土)~11月20日(日) 〔65日間〕
【会場】茨城県北地域6市町(日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町)
【関連リンク】KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭