東京・銀座の東京画廊+BTAPで10月24日(土)より、ユカとケンタロウによる姉弟ユニット「SHIMURAbros」の新作個展が開催される。
SHIMURAbrosは映画を中心とする表象の問題を追求しつつ、制作活動を行っており、「新たな映像装置の発明」の試みを重ねてきた。これまで平成21年度の第13回文化庁メディア芸術祭でアート部門最優秀賞を受賞。またカンヌおよびベルリン国際映画祭での作品上映をはじめ、国立新美術館、シンガポール国立美術館、台北現代美術館など世界各国で作品を展示するなどの実績があり、現在はベルリンを拠点にオラファー・エリアソンのスタジオに研究員として在籍している。
今展では2009年から継続しているTRACEシリーズの最新作となる〈TRACE-SKY-Tokyo Story〉を発表。
同作は小津安二郎の映画作品『東京物語』に登場する「空」をモチーフに制作するもの。フィルムカメラによって切り取られた「空」をGoogleストリートビューを通して捉え直し、ミクストメディアで再現。ストリートビューでパノラマ画像を作成する際に生じるイメージのつなぎ目を可視化させ、実物大に再現して表出させることで、消費の対象となって疲弊してしまったイメージに再びリアリティーを与える。
【会期】2015年10月24日(土)~12月5日(土)
【会場】東京画廊+BTAP(東京都中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階)
【TEL】03-3571-1808
【開廊】11:00~19:00(土曜は17:00まで)
【休廊】日曜
【料金】無料
【関連リンク】東京画廊+BTAP
■オープニング・レセプション
【日時】10月24日(土) 16:00~18:00