損保ジャパン美術財団は、1977年に新進作家を育成する「財団奨励賞」、中堅作家を顕彰する「東郷青児美術館大賞」を創設、それぞれ選抜奨励賞展、大賞受賞記念展を開催し芸術の普及に大きな貢献を果たしてきた。
そして同財団は公益財団法人への移行に伴ない、これまでの活動を継続、発展する形で公募形式のコンクールを開催、年齢・所属を問わず、真に力があり、将来国際的に通用する可能性を秘めた作品を募集する。
応募は、油彩、アクリル、岩絵具、水彩、版画など未発表の平面作品1点。大きさは額縁を含み200×170㎝まで、厚みS百号以下10㎝・S百号超5㎝まで。重量30kgまでの壁掛け可能なもの。作品保護のため要額装(仮額可)。出品資格は日本国内在住者(年齢・国籍不問)。出品料7千円。賞は、グランプリ1点(副賞300万円・副賞金による買上)、優秀賞3点(副賞50万円)他。
申込期間は9月17日(月)~10月21日(日)。直接搬入11月10日(土)・11日(日)、宅配便送付搬入10月29日(月)~11月2日(金)。審査員は、本江邦夫(多摩美術大学教授)、松本透(東京国立近代美術館副館長)、堀元彰(東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター)、林寿美(インディペンデント・キュレーター)、原口秀夫(損保ジャパン東郷青児美術館館長)の各氏。審査結果は11月23日(金)に発表。展覧会会期・会場は、2013年2月23日(土)~3月31日(日)・損保ジャパン東郷青児美術館。グランプリ作品は同館に所蔵し次回展でも展示、また入賞作家のグループ展を数年毎に開催する。
応募問合せはHP もしくは事務局☎0120-223-529まで(平日10時~17時受付)。
「新美術新聞」2012年9月11日号(第1290号)3面より