ドイツ現代写真の巨匠、ヒラ・ベッヒャー逝去 享年81

2015年10月14日 12:49 カテゴリ:最新のニュース

 

The Art Newspaperは13日、ドイツ現代写真の巨匠として知られるヒラ・ベッヒャーが10日に逝去したと報じた。享年81。

 

ヒラ・ベッヒャー1934年生まれ。夫のベルント(1931~2007)と共にベッヒャー夫妻として作家活動を行い、給水塔や溶鉱炉など近代産業の建造物を数多く並べた「タイポロジー」(類型学)の大家として知られている。またベルントの教えを受けたアーティストにはアンドレアス・グルスキー、トーマス・ルフなどがおり、彼らは“ベッヒャー派”と称される。その作品はニューヨーク近代美術館をはじめ、グッゲンハイム美術館、テートなど世界の名だたる美術館が所蔵。

 

尚、日本国内では東京都写真美術館や国立国際美術館、東京国立近代美術館などが作品を所蔵しており、また現在、原美術館で開催されている「そこにある、時間―ドイツ銀行コレクションの現代写真」展でも作品を見ることができる。

 

 


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