平成27年3月31日に新市誕生10周年を迎えた大分県豊後高田市が、ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」による、新たな常設作品の制作・展示を発表した。
同市は今年の春に、2014年秋に開催された国東半島芸術祭で発表、展示されていたチームラボの作品「花と人、コントロールできないけれども、共に生きる-Kunisaki Peninsula」を常設展示「チームラボギャラリー真玉海岸」として開設。アートによる地方創生を目指しており、今回の作品は国の重要文化的景観に選定されている「田染荘」をモチーフにしたもので、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を活用して制作される。
完成した作品は、市役所新庁舎の開庁にあわせ、新庁舎1階ロビーに、市内2カ所目となるチームラボ作品の常設展示として発表。同作はチームラボとして、市町村庁舎への常設展示は全国で初めてとなり、同市は「世界基準で評価の高いチームラボ作品の2カ所目の常設展示が行なわれることで、まさに本市のアートを通じた地方創生の第1歩をスタートさせます」としている。
展示開始日は2016年1月10日(日)を予定しており、田染荘の景色のうつろいや、荘園での農作業などを通じて1年の人々の営みや季節の自然のうつろいを表現するという。作品サイズは高さ1,215mm×幅4,116mm。