「Life, Death and Tennis」 & 「Deconstructing Sound」
800名を超える応募の中から2015年度大和日英基金アートプライズを受賞したオリバー・ビアの日本初個展が青山|目黒とASAKUSAで開催されている。
同賞は英国のアーティストに東京のギャラリーで初めての個展を開催するチャンスを与えるものとして2009年に創設された。今年の受賞者であるビアは1985年イギリス・ケント生まれ、パリ及び英国ケント在住。作曲家と美術家の両方の学位をもち、建築空間と人間の声の共鳴を試みるプロジェクトが、パレ・ド・トーキョーやポンピドゥーセンター、MoMA PS1で紹介されるなど、近年高い注目を集めている。また国内では、エルメス財団により行われた「コンダンサシオン」展(2014年)も出品。
青山|目黒での個展「Life, Death and Tennis」では、ウィンブルドン決勝戦のテレビ放送を編集した新作《Life, Death and Tennis》(2015年)をはじめ、球体ガラスに閉じ込められた金の中耳骨《Silence is Golden》(2013年)、切断した一本のパイプ《This is a Churchwarden Pipe》(2014年)など、視覚と聴覚のはざまに展開するビアの多様な制作活動を概観する。なお今展は浅草に10月にオープンしたスペース「ASAKUSA」(「Oliver Beer : Deconstructing Sound」 との共催となっているので、併せてチェックしたい。
Life, Death and Tennis
【会期】2015年11月7日(土)~28日(土)
【会場】青山|目黒(東京都目黒区上目黒2-30-6)
【TEL】03-3711-4099
【開廊】12:00~19:00
【休廊】日曜・祝日
【料金】無料
【関連リンク】青山|目黒
Deconstructing Sound
【会期】2015年11月8日(日)~12月6日(日)
【会場】ASAKUSA(東京都台東区西浅草1-6-16)
【TEL】050-5532-3237
【開廊】12:00~19:00(土・日・月曜、祝日のみ開廊、平日予約可)
【休廊】火~金曜
【料金】無料
【関連リンク】ASAKUSA