ウィリアム・ケントリッジが演出!METライブビューイングに「ルル」登場

2015年11月17日 18:03 カテゴリ:最新のニュース

 

 

NYメトロポリタン歌劇場でのオペラ最新公演を映画館で上映する「METライブビューイング」の2015-16シーズンの4作目として《ルル》が16年1月に上映(MET上演日は11月21日)。演出を現代アートの代表的な作家であるウィリアム・ケントリッジが務め、大きな話題を呼んでいる。

 

《ルル》はオーストリアの作曲家、アルバン・ベルク(1885~1935)が台本と作曲を手がけたオペラで、魔性の女ルルに魅入られた男女の凄絶な転落劇。斬新な音楽と猟奇的な物語で音楽界をゆさぶった20世紀オペラ最大の問題作として知られる。演出を担当するウィリアム・ケントリッジ(1955年生まれ)は1980年代末から、「動くドローイング」とも呼ばれる、素描をコマ撮りした手描きアニメーション・フィルムを制作し、映像作品≪プロジェクションのための9つのドローイング≫を発表し世界中から注目を浴びた。2010年ショスタコーヴィチのオペラ《鼻》では演出、映像制作、舞台美術を担当。

 

今回、魔性の女ルルの壮絶な人生をウィリアム・ケントリッジがどのように演出するのか。ルル役で世界に躍り出たM・ペーターセン、METが誇るスター・メゾ、S・グラハムら最高のキャストとともに、新しいオペラの幕が上がる。

 

 

 

 

 


 

 

【上映】2016年1月16日(土)~22日(金)

【劇場】東劇・新宿ピカデリー・TOHOシネマズ六本木ほか全国で上映

【指揮】ローター・ケーニクス

【演出】ウィリアム・ケントリッジ

【出演】マルリース・ペーターセン、スーザン・グラハム、ヨハン・ロイター、フランツ・グルントヘーバー、ダニエル・ブレンナ、ポール・グローヴス

【MET上演日】2015年11月21日

【上映時間】4時間15分(休憩2回)

 

 

 

 


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