代表作「舞踏会の前」修復完成披露展と同時開催
東京藝術大学大学美術館にて12月、画家・藤田嗣治(1886~1968)が残した様々な資料が無料公開される。
同資料は、藤田嗣治夫人であるKimiyo FOUJITA(藤田君代)氏のもとに残された約6,000件にも及ぶ遺品で、2010年に東京藝術大学に一括寄贈され、藤田および同時代の画家たちの研究に資するべく、5年にわたって整理が進められてきた。
資料には、1930年から68年までの日記(41~46年を除く)や手稿、書簡、藤田が撮影した写真や映像、制作の助けとしたであろう版画などが含まれており、その生涯と創作活動を明らかにするための貴重な一次資料となっている。
また、隣接会場では「藤田嗣治《舞踏会の前》修復完成披露展」を開催。昨年より同大学が修復を進め、このたび完成した代表作「舞踏会の前」(大原美術館蔵)を披露するとともに、新出の「父の像」や所蔵の「婦人像」、「自画像」をあわせて展示する。
【名称】「藤田嗣治資料」公開展示/藤田嗣治《舞踏会の前》修復完成披露展
【会期】2015年12月1日(火)~12月6日(日)
【会場】東京藝術大学大学美術館(東京都台東区上野公園12-8)
【TEL】03‐5777-8600(ハローダイヤル)
【休館】会期中無休
【開館】10:00~17:00 (入館は16:30まで)
【料金】無料
【関連リンク】東京芸術大学大学美術館