ヴェネツィア・ビエンナーレは23日、第57回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展(2017年)のディレクターにクリスティーヌ・マセル氏を任命したと発表した。
マセル氏は2000年よりフランス、ポンピドゥセンターのチーフキュレーターとして“Création contemporaine et prospective”部門の責任者を務めてきた。また同館においてアンリ・サラやフィリップ・パレーノ、ソフィ・カルなどの個展をキュレーション。2013年にはヴェネツィア・ビエンナーレのフランス館のキュレーターを務め、アンリ・サラを紹介した。
今回の選出に関し、同ビエンナーレプレジデントのパオロ・バラッタ氏は「ポンピドゥーでの長きにわたる経験によって、彼女には世界の様々な場所から出てくる新しい勢力を観察し、見定めるポテンシャルがある」とコメントを寄せている。
なお第57回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展は2017年5月13日から11月26日まで開催される。