ニューヨークのグッゲンハイム美術館は現地時間1月22日、館内のGoogleストリートビューを公開した。
今回のストリートビューでは館内の全フロアを360度から閲覧が可能。同館を象徴する螺旋状の構造ももちろんじっくりと見ることができる。また今回は同館コレクションの中から約120作品をGoogle Cultural Instituteのデータベース上に公開。ライアン・マッギンレーやマシュー・バーニー、ガブリエル・オロスコなど日本でも人気の高い現存作家たちの作品をみることができる。
これに加え、2015年に行われた「Storylines: Contemporary Art at the Guggenheim」および2013年の「No Country: Contemporary Art for South and Southeast Asia」の2つの展覧会も併せて公開。同点で展示された作品をキャプション付きで閲覧可能となっている。
世界中の文化遺産や美術作品などをデータベース化して公開しているGoogle Cultural Instituteだが、昨年11月には大英博物館の館内ビューを公開。また1月21日には英国王立芸術院が昨年行われたアイ・ウェイウェイ展を独自にオンライン化して「Ai Weiwei 360」として公開するなど、「美術館オンライン化」の流れは今年もますます加速していくものと予想される。
【関連記事】
英国王立芸術院、アイ・ウェイウェイのオンライン展覧会をスタート!360度の鑑賞体験が可能に
大英博物館が館内のストリートビューを公開!同館所蔵品がより身近に