JIA 日本建築家協会は1月24日(日)、国内におけるその年度の優秀な建築作品に贈る「JIA日本建築大賞2015」および「JIA優秀建築賞2015」の受賞作品を決定・発表した。
今回大賞に選ばれたのは、坂 茂、平賀信孝、菅井啓太の3氏(いずれも坂茂建築設計)が設計した大分県立美術館。昨年4月に開館し、竹工芸をイメージさせる外壁や、開閉可能なガラス水平折戸による開放的なアトリウムなどが注目を集めた。国外からも高く評価されており、昨年10月には日本の美術館として初めて「LCD Award」のアジア・太平洋部門における最優秀新設文化施設を受賞している。
優秀建築賞に選ばれたのは、手塚貴晴、手塚由比の両氏(ともに手塚建築研究所)による空の森クリニックと、本多友常氏(摂南大学教授)による樹林の家の2作品。なお審査委員は長谷川逸子(審査委員長、建築家)、深尾精一(首都大学東京名誉教授)、磯達雄(建築ジャーナリスト)、西沢立衛(建築家)、富永譲(建築家)の各氏が務めた。授賞式は4月頃に行われる予定。
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