今年3月に開催されるアートバーゼル香港は、アジアを中心とした幅広いアーティスト陣による、意欲的な大型プロジェクトを紹介するエンカウンターズ・セクションのラインナップを発表した。
今回、エンカウンターズ・セクションをキュレーションするのは前回に引き続きアートスペースシドニーのエグゼクティブ・ディレクター、アレクシィー・グラス・カントワーで、オーストラリア、ドイツ、インドネシア、イスラエル、日本、中国、ニュージーランド、フィリピン、韓国、スウェーデン、イギリス、そしてアメリカの12カ国・地域から16作家が選ばれた。参加作家は以下の通り。
ブルック・アンドリュー(Brook Andrew)、
チャールズ・エーブリー(Charles Avery)
ハンス・ベルグ(Hans Berg)
タリー・ユールベリ(Nathalie Djurberg)
ロベルト・チャベット(Roberto Chabet)
陳箴(Chen Zhen、チェン・ゼン)
イザ・ゲンツケン(Isa Genzken)
ハム・ギョンア(Kyungah Ham)
アリック・レヴィ(Arik Levy)
ピーター・リバシッジ(Peter Liversidge)
リチャード・マロイ(Richard Maloy)
ティンティン・ウリア(Tintin Wulia)
トロマラマ(Tromarama)
植松奎二
ローレンス・ウェイナー(Lawrence Weiner)
パエ・ホワイト(Pae White)
Zhang Ding(张鼎)
作品数が20から16に抑えられた今年は、5つのサイトスペシフィック作品が予定されており、ブルック・アンドリュー、イザ・ゲンツケン、アリック・レヴィ、リチャード・マロイ、ローレンス・ウェイナーそしてティンティン・ウリア、张鼎らを含む6作品が今回このエンカウンターズで初めて展示されることになる。同セクションについてカントワーは「今年のエンカウンターズでは、これまで以上にアートバーゼルと参加ギャラリーとの間の深い関係性のお陰で多くの作品がこのセクターで初お披露目出来ることになり、『エンカウンター』とは何か、或いは何に成りえるか、という問いへのダイレクトな答えとしてこれらのサイトスペシフィック作品が展示できることをとても喜ばしく思います」と語っている。
アートバーゼル香港は香港コンベンション&エキシビションセンター(HKCEC)にて、2016年3月24日(木)〜3月26日(土)まで一般公開される。
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