中国人アーティスト、アイ・ウェイウェイは11日から始まったベルリン国際映画祭に合わせ、ベルリン市内の代表的な劇場コンツェルトハウス・ベルリンで難民のライフジャケットを使った巨大インスタレーションを発表した。
同作はトルコからギリシャのレスボス島に流れ着いた難民たちが使ったライフジャケット約1万4千枚を劇場の柱に巻きつけたもの。アイ自身もレスボス島を訪れ、度々Instagramで現地の様子を発信し、その惨状を世界に訴えてきた経緯がある。このインスタレーションがいつまで継続されるかは不明だが、難民問題に揺れるドイツをはじめとするヨーロッパ諸国にとどまらず、世界に対する問題提起となることは間違いないだろう。