146年の歴史を持ち、世界を代表する美術館のひとつである米国メトロポリタン美術館が3月1日、ロゴとウェブサイトのリニューアルを行った。
同館は1971年以来、「M」の一文字をかたどったロゴを使用してきたが、新たなロゴは同館の愛称として親しまれている「THE MET」を採用。クリアなタイプとオリジナルフォントによってデザインされ、これまでのクラシカルなものとは一線を画している。またロゴのリニューアルに合わせ、地図や広告、ウェブサイトもリニューアル。今回のヴィジュアル・アイデンティティーの刷新に関して同館CEOのトーマス・キャンベル氏は「146年の歴史を通じて、METは常に来館者の要求に応えるべく進化してきた」「当然、成功するデザインは形と機能が備わったもの。新しいデザインはその両方を満足させることができると思う」とステートメントの中で述べている。
なお同館では3月18日に元ホイットニー美術館だったマルセル・ブロイヤー設計の建物を「The Met Breuer」として新たに開館させ、近現代美術の強化を図る。
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