2014年4月29日に国際芸術センター青森において不慮の事故により逝去したアーティスト・國府理(1970~2014)。3回忌に当たる今年、その活動の軌跡を紹介する展覧会がギャラリーエークワッドで3月7日(月)より開催される。
國府は1970年京都府生まれで京都市立芸術大学大学院を修了。関西を中心に個展を行うとともに、神戸ビエンナーレや六甲ミーツアートなどの芸術祭にも多数参加してきた。自動車や自転車、あるいはプロペラなど工業製品を扱った多くの作品を手掛ける一方で、その中に草木を植えたり水や水蒸気といった自然現象を取り込んで人工と自然を対比させ、その関係性そのものに作品の軸を置いてきた國府。
今展では國府にとって最後の展覧会となった国際芸術センター青森で展示された《相対温室》をできるだけ忠実に再現展示するとともに、そのほかの作品やドローイング等も加えて構成。その世界観を追体験し、作品や思想を改めて俯瞰する。
【会期】2016年3月7日(月)~5月9日(月)
【会場】ギャラリーエークワッド(東京都江東区新砂1-1-1 竹中工務店東京本店1F)
【TEL】03-6660-6011
【休館】土・日曜・祝日、5月6日(金)
【開館】10:00~18:00(最終日は17:00まで)
【料金】無料
【関連リンク】ギャラリーエークワッド
■シンポジウム
【日時】2016年4月8日(金) 18:30~20:00
【会場】竹中工務店東京本店2階A ホール(東京都江東区新砂1-1-1)
【講師】ヤノベケンジ(現代美術作家、京都造形芸術大学教授)、椹木野衣(美術評論家、多摩美術大学美術学部教授)、豊永政史(写真家/グラフィックデザイナー、京都精華大学教授)
【定員】先着100 名
【申込】ギャラリーエークワッド申込みフォームより申込みのこと。