英テート・モダンは8日、今年11月から世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの写真コレクションを紹介する展覧会「The Radical Eye: Modernist Photography from the Sir Elton John Collection」を開催すると発表した。
今展では著名な写真コレクターとしても知られるエルトン・ジョンの所蔵品の中から1920~50年代の作品を中心に、マン・レイやベレニス・アボット、アレクサンドル・ロトチェンコ、エドワード・スタケンなど60作家の約150点を展覧。中でもアルフレッド・スティーグリッツによるジョージア・オキーフやベレニス・アボットによるジャン・コクトー、エドワード・ウェストンによるイーゴリ・ストラヴィンスキーなど20世紀の重要な芸術家たちのポートレートの数々は同展の目玉となる。
今回の展覧会に関して同館ディレクターのニコラス・セロータは「とてもユニークな展覧会となる。イギリスには近代写真のコレクションがほとんどなく、今回エルトン・ジョンがその素晴らしいコレクションを展覧してくれることはとても喜ばしい。マスターピースを見ることは貴重で価値のある経験となるでしょう」とコメント。
またエルトン・ジョンは「テート・モダンでこのような展覧会が出来ることはとても光栄。これらの写真はどれも私の人生においてインスピレーションを与えてくれる存在。壁に飾ったこれらの写真は貴重な宝石のよう。鑑賞者の皆さんが私と同じように写真を見て喜びを体感じてくれればいいと思う」としている。
「The Radical Eye: Modernist Photography from the Sir Elton John Collection」は2016年11月6日から2017年5月7日まで開催。