荒木飛呂彦、谷口ジロー、松本大洋ら参加
昨年11月にその開催が明らかになったルーヴル美術館による漫画をテーマにした展覧会の追加情報が発表された。
ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9~漫画、9番目の芸術~」と題された今展は、ルーヴル美術館、フジテレビジョン、東映、小学館集英社プロダクション、森アーツセンターによって2016年7月22日(金)から9月25日(日)まで、森アーツセンターギャラリーで開催。
フランス語圏において古くから独自に発展してきた「バンド・デシネ(BD)」という漫画文化は、大衆的な作品がある一方で、絵画のような複雑で技巧に富んだ作品も多く、フランスで漫画は「第9の芸術」とされ、近年では評論や研究の対象となっている。ルーヴル美術館では「漫画」という表現方法を通して、より多くの人々に同館の魅力を伝えるため、「ルーヴルBDプロジェクト」を2005年にスタート。これはフランス国内外の漫画家たちにルーヴル美術館をテーマに自由に作品を描いてもらうもので、日本からは荒木飛呂彦、谷口ジローが参加している。そして今年、日本人3人目となる松本大洋の参加が決定し、この度作品の一部が公開された。
これまで11作品が出版され(うち5作品は日本語版出版済)、現在も進行中の同プロジェクトだが、今展では数百点に及ぶ原画や資料を特殊な演出と共に一挙公開。また今展のために五十嵐大介、坂本眞一、寺田克也、ヤマザキマリと有名日本人漫画家たちが作品を描き下ろす。
【会期】2016 年7月22日(金)~9月25日(日)
【会場】森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
巡回
大阪(グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル イベントラボ) 2016 年12月1日(木)~2017 年1月29日(日)予定
福岡 2017 年4月~5月予定
名古屋(松坂屋美術館) 2017 年夏予定、ほか巡回