少女のふとした視線を捉え、そこに繊細な感情の揺れを見せる茶谷雄司(1972年北海道札幌市生まれ)。昨年の光風会展で損保ジャパン日本興亜美術財団賞を受賞し注目を集める画家が、現在松坂屋名古屋店で個展を開催している。
10年以上姪をモチーフとしてきた茶谷だが、そのシリーズに区切りをつけ、これから新たな人物を描くことを決めた。今回の個展では、花やアンティークをモチーフとした静物画にも初挑戦。人物をメインとしながらも、今後は静物や風景にも取組みたいと語る。
4月13日(水)から25日(月)まで国立新美術館で開催の「第102回光風会展」に先駆けて、茶谷の写実表現を一覧したい。
茶谷雄司 油彩展
【会期】 2016年3月16日(水)~22日(火)
【会場】 松坂屋名古屋店本館8階美術画廊(名古屋市中区栄3-16-1)
【TEL】 052-251-1111
【開廊】 10:00~19:30 ※最終日は16:00閉廊
【関連リンク】茶谷雄司公式HP