美術史学会の美術館博物館委員会は4月16日(土)に国立国際美術館でシンポジウム2016「境界/ボーダーを越えて―未来の学芸員のために」を開催する。
同シンポではさまざまな制約の中で地域社会に浸透し、ゆるやかなネットワークを結び、ミュージアムの可能性を広げている個人やミュージアムの活動にフォーカス。地域社会との連携やユニークな視点で活動を続けるつなぎ美術館(楠本智郎)や、鞆の津ミュージアム(櫛野展正)、積極的な教育普及活動と地域のミュージアムの連携によって新たなミュージアム像を描く東京都美術館(稲庭彩和子)、地方公立美術館の新たな連携を模索する青森県立美術館(工藤健志)、震災被害を地域文化の重要な要素として展示することで地域社会とコミットするリアス・アーク美術館(山内宏泰)を発表者に迎え、今日のミュージアムの課題と未来の可能性を探る。
【日時】2016年4月16日(土) 10:00~16:30
【会場】国立国際美術館 地下1階講堂(大阪市北区中之島4-2-55)
【TEL】06-6447-4680
【定員】130名(当日先着順) ※事前予約不要
【料金】無料
【関連リンク】国立国際美術館
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