東京藝術大学と順天堂大学、ホスピタルアートなどで連携・協力協定を締結

2016年03月23日 22:51 カテゴリ:最新のニュース

 

東京藝術大学と順天堂大学は23日、教育研究・人材交流・社会貢献・国際交流等の一層の充実と質の向上を図り、学術研究の発展と有為な人材の育成に寄与することを目的とした連携・協力に関する包括協定を締結した。

 

今回の協定締結では音楽セラピー等の共同研究の推進や、解剖・病理分野と美術解剖学における連携、順天堂医院におけるホスピタルアート・ヒーリングアートの展開など、「医学・医療と芸術の融合」による相乗効果を最大化することで、医学・芸術両分野のさらなる発展を目指すとしている。

 

協定締結式には順天堂大学学長・木南英紀氏と、東京藝術大学学長・宮田亮平氏が出席。木南氏は「今回の協定締結により、医療現場における芸術空間の創出を患者さんの癒しに繋げるだけでなく、芸術が人間の身体や精神に及ぼす作用を研究するなど新たな学問分野の共創を目指します。医学・医療と芸術の連携が相乗効果を生み出し、人々の健康や福祉の向上に大いに貢献していくことを期待しています」とコメント。一方宮田氏は「今回の協定締結を契機に、芸術と医学・医療が深く共鳴し、画期的な化学反応、シナジー効果を引き起こすことで、お互いの強みや魅力を一層高め、“ときめき”に満ちた社会の実現に寄与してまいります」としている。

 

なお今後の具体的な活動内容は、1.順天堂大学医学部附属順天堂医院内をギャラリーとして活用し、東京藝術大学の学生や卒業生が制作した絵画や彫刻等の美術作品を展示するスペースを設けるなどのホスピタルアート、ヒーリングアートにおける連携や、2.アンチエイジングや健康をテーマにした医学と芸術の両面からのアプローチ、解剖・病理学分野と美術解剖学分野における人材交流など共同研究の推進 などが予定されている。

 

 

 

 


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