京都を舞台とした国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE」でフランス国立ギメ東洋美術館の明治写真コレクションが公開される。
昨年、武士をテーマに肖像写真をあつめた「サムライの残像」展に続く今展「茶のある暮らし」では、日本文化のあらゆる面に影響を与えてきた「茶」の世界を切り口に、幕末・明治期に撮影された写真を特集展示。
京都・神戸にスタジオを構え活躍した市田左右太の作品や、日下部金兵衛が撮影した茶屋の風景写真、鈴木真一撮影によるお茶会のポートレート、鹿島清兵衛撮影の作品が収められた写真アルバムなど、オリジナルプリント28点(うち17点はアルバム展示)が一堂に介する。監修はジェローム・ゲスキエール氏(同館学芸員)とクロード・エステーブ氏(フランス国立東洋言語文化研究所 日本学研究所研究員)。なお今展では京都の老舗印刷会社・便利堂によるコロタイププリントも5点展示される。
【会期】2016年4月23日(土)~5月22日(日)
【会場】虎屋京都ギャラリー(京都市上京区一条通烏丸西入広橋殿町400 虎屋菓寮京都一条店横)
【TEL】075-431-4736
【休館】無休
【開館】10:00~17:00
【料金】無料