文部科学省は文化庁の京都移転決定にあたり、土屋文部科学事務次官などを共同座長とした「文化庁移転協議会」を設置、初会合が内閣府で行われたた。
同協議会は移転に伴い、文化庁の抜本的組織の見直しや移転時期、費用などを検討するためのもので、4月26日の第一回会合では馳文部科学大臣、石破まち・ひと・しごと創生担当大臣、山田京都府知事、門川京都市長らが出席。移転に向けて本格的な話し合いが始まった。
馳大臣は「まず移転をする側の文化庁がシナリオを決めないと、費用など京都側の提案が難しい」との意見に対し、「まず政府側からしっかりと選択肢を示し、京都をはじめ関西の皆様にどのようなご協力をいただけるか、という進め方をしていく必要がある」とコメント。文科省として早急に議論のたたき台を作り、今後の話し合いを進める方針を示した。
なお同協議会では8月末までに概要を取りまとめる予定。