「規制」をテーマに東京都現代美術館で開催されている「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」(～5月29日)の関連書籍『あなたは自主規制の名のもとに検閲を内面化しますか』が発売される。

同書は展覧会の主催者であるARTISTS’ GUILD(以下AG)と、NPO法人芸術公社が協働して制作。近年、様々な業界で議論となっている「自主規制」の問題を取り上げる。

制作にあたってはAGのメンバーでアーティストの田中功起と、NPO法人芸術公社のメンバーで編集者の影山裕樹が協働して編集を行い、英文はAGのメンバーでアーティストの奥村雄樹と、Art Translators Collectiveが担当。

主に、AGのメンバーである田中功起、藤井光、小泉明郎、津田道子、増本泰斗らによる、柳澤田実(哲学、キリスト教研究)、大谷芳久(現代美術画廊「かんらん舎」オーナー)、圡方宏史(東海テレビ『ヤクザと憲法』監督)、高山明(演出家、Port B)、岡啓輔(建築家、蟻鱒鳶ル)へのインタビューと、その5つの対話に結びつく「自主規制をめぐるキーワード」などによって構成され、「キセイノセイキ」展とは異なるもう一つのプロジェクトとして、一冊に纏め上げられている。

【発行】torch press

【仕様】A5変型判 168頁

【定価】1,800円+税

【ISBN】978-4-907562-05-2 C0070

【発売予定日】2016年5月25日