3月1日より国立西洋美術館で開催されている「日伊国交樹立 150周年記念 カラヴァッジョ展」(~6月12日)が25日、来場者数30万人を突破し、記念セレモニーで馬渕明子館長より、30万人目の来場者に「エマオの晩餐」の額絵などが贈呈された。
今回30万人目の来場者となったのは茨城県守谷市の大学生・熊谷果南帆さん(20)。友人の井上雄太さん(20)と来場した熊谷さんは、大学の授業でカラヴァッジョについて学んだとのことで、「本物の《バッカス》を見るのは初めてで楽しみ」と話した。
同展は、世界初公開となる《法悦のマグダラのマリア》が開会前から大きな話題を呼んでおり、加えて日本初公開となる《バッカス》や《女占い師》のほか、《果物籠を持つ少年》《ナルキッソス》《トカゲに噛まれる少年》など、カラヴァッジョの傑作11点を紹介。カラヴァッジョ作品11点が展示されるのは、日本でも過去最多、世界でも有数の規模となっている。
なお同展は6月1日(水)~4日(土)、7日(火)~11日(土)の期間、開館時間を午前9時 30分~午後8時と延長する。(※入館は閉館の30分前まで、3日(金)、10日(金)は夜間通常開館日。6日(月)は休館日。)