「ヨコハマトリエンナーレ2017」開催概要決定、構想会議にスプツニ子!ら

2016年05月27日 16:58 カテゴリ:最新のニュース

 

前回のヨコハマトリエンナーレの様子

前回のヨコハマトリエンナーレの様子

 

横浜トリエンナーレ組織委員会は26日、来年開催予定の「ヨコハマトリエンナーレ2017」の開催概要を発表した。

 

会期は2017年8月4日から11月5日までで会場は横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館の2会場。過去の開催実績を踏まえつつ、次なるステージへと進むべく、国際展の今後のかたちやさらなる可能性を探求し、視覚体験に限定されない「対話・議論」と「共有・共生」の場づくりを目指すとしており、そのためにジャンルや世代を超えた9名の専門家から構成される構想会議を設置。展覧会のテーマやコンセプトを検討していき、今秋には構想を発表する予定という。

 

構想会議のメンバーにはスハーニャ・ラフェル(ニューサウスウェールズ州立美術館副館長兼コレクション担当ディレクター)、スプツニ子!(現代美術家、マサチューセッツ工科大学メディアラボ助教)、高階秀爾(美術史家、大原美術館館長、東京大学名誉教授)、リクリット・ティラヴァーニャ(現代美術家、コロンビア大学美術学部教授)、鷲田清一(哲学者、京都市立芸術大学学長、せんだいメディアテーク館長)、養老孟司(解剖学者、東京大学名誉教授)、逢坂恵理子(横浜美術館館長)、三木あき子(キュレーター)、柏木智雄(横浜美術館副館長・主席学芸員)の9名が名を連ねており、多角的な議論が予想される。

 

また今回は、過去3回(2001、2011、2014)設置されてきた「アーティスティック・ディレクター」は置かず、逢坂氏、三木氏、柏木氏の3名による「ディレクターズ」体制を導入し、1人の個人だけの力ではなくチームワークにより推進することになるという。

 

 


関連記事

その他の記事