ヤマトホールディングス傘下で美術品輸送サービスを手掛けるヤマトロジスティクス株式会社(以下YLC)は、京都で初めて美術品の保管を専門とした恒温恒湿収蔵庫を併設する「京都美術品センター」を7月11日に開設すると発表した。恒温恒湿収蔵庫を併設する拠点は東京・大阪に次いで3店目となる。
YLCは1958年に「インカ帝国文化展」・「ゴッホ展」の輸送業務を受注したことに始まり、京都においても美術館や寺院などの国宝や重要文化財を国内外に輸送するなど文化・芸術を発信するサポートを行ってきた。近年では美術館や寺院から改築・改修の際に、セキュリティや環境が整っている倉庫で一時的に保管したいという要望や、個人のコレクターからは保有している美術品を整った環境で保管したいという要望があったという。
今回京都市伏見区に開設される「京都美術品センター」では高まる外部倉庫のニーズに対応し、国内外への美術品の輸送から保管、展示までトータルでサポートを行っていくとしている。