『ティルマンス』『ヴィデオを待ちながら』を手掛けたデザイナー・森大志郎が「印刷物を考える」講座を開催

2016年08月09日 15:37 カテゴリ:最新のニュース

ヴォルフガング・ティルマンスやゲルハルト・リヒター、志賀理江子の展覧会ビジュアルや写真集、そして『ヴィデオを待ちながら』(東京国立近代美術館、2009年)のカタログなどを手掛けてきたデザイナー・森大志郎による講座「印刷物を考える:観察/批評 ⇆ 設計/制作」が、六本木のIMA CONCEPT STOREにて開催される。

 

講座は全22回で、期間は2016年9月27日から2017年9月19日の約1年間。複数の印刷物を徹底的に観察、批評し、“デザインを読む眼”を鍛え、その上で実際の制作物に落とし込む作業を行う。

 

講座開催に向けて森は、”「読むこと」と「見ること」のあいだに分かち難い質があることを、わたしたちは知っています。 印刷物をめぐる経験はまた、「見ること」や「読むこと」だけにとどまらず、指先が触れる素材の肌理や一枚の紙をめくるときの匂いなど、その事物の成り立ちに起因した、重なり合う複数の経験の連携とともに形成されているのではないでしょうか。”とコメントを寄せている。

 

【講師プロフィール】
森大志郎(もり・だいしろう)

1971年生まれ。美術展や映画祭カタログ等のエディトリアルデザインを主に手がける。主な仕事に『サイモン・フジワラ White Day』(オペラシティ アートギャラリー)、『田中功起 共にいることの可能性、その試み』、『ダレン・アーモンド 追考』(水戸芸術館)、『ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours』(国立国際美術館)、『フィオナ・タン』(東京都写真美術館、国立国際美術館)、『Re: play 1972/2015 「映像表現 ’72」展、再演』『美術と印刷物 1960-70年代を中心に』『ヴィデオを待ちながら』(東京国立近代美術館)、『Roppongi Crossing 2013 OUT OF DOUBT』(森美術館・平凡社)、『第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ 2013 日本館 田中功起 “abstract speaking –sharing uncertainty and collective acts”』(国際交流基金)、『森栄喜 intimacy』(ナナロク社)、『志賀理江子 螺旋海岸』(せんだいメディアテーク)、『Grand Openings, Return of the Blogs』(ニューヨーク近代美術館)、『Dan Graham by Dan Graham』『瀧口修造とマルセル・デュシャン』(千葉市美術館)、『パウル・クレー おわらないアトリエ』(京都国立近代美術館)、『蔡国強』(広島市現代美術館)、『「出版物=印刷された問題(printed matter)」:ロバート・スミッソンの眺望』(上崎千との共作『アイデア』320、誠文堂新光社)など。

 

【会場】IMA CONCEPT STORE(東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F)

【受講料】応募時に30歳未満である場合:176,000円(税別)
     応募時に30歳以上である場合:198,000円(税別)

【定員】20名

【時間】各回19:30~21:30(開場:19:15~)

【申込期限】2016年9月11日(日) ※申込みはこちらより

 


関連記事

その他の記事