異形の生きものと出会う不可思議な白昼夢―川野美華”いよいよはきい”展開催

2016年09月26日 11:52 カテゴリ:最新のニュース

 

白昼夢のような不可思議な空間を描きだし、観る者を空想の世界に引き込む気鋭の画家・川野美華の、東京では初の個展が開催される。

 

川野美華 近影

川野美華 近影

川野は1983年大分県生まれ、2008年別府大学文学部芸術文化学科研究生修了。10年には「別府アジアビエンナーレ2010絵画」展で別府市美術館賞を受賞。07年からは春陽展に出品し、今年損保ジャパン日本興亜美術財団賞を受賞した。現在春陽会会員、別府大学文学部非常勤講師。

 

描くのは、異形の生きものや人間が登場する白昼夢的な世界。その生きものの奇妙な肢体やシニカルな表情は、鑑賞者の想像を掻き立てる。一見穏やかな暖色の空間にはユーモアと残忍さが同居し、アンビバレントな魅力を放っている。

 

今展では新作16点を出品。特徴的なタイトルは、逆から読むと「いきはよいよい」。なお展覧会にあわせ、全118点を掲載した同名の全作品集『いよいよはきい』(玲風書房、税抜1,600円)が刊行される。不思議な魅力に満ちた画家の全貌を見ることができるだろう。

 

《夜行性の庭》

《夜行性の庭》

《アーモンドの場合》

《アーモンドの場合》

《宇宙闊歩》

《宇宙闊歩》

《ヘイヨーワッツアップ》

《ヘイヨーワッツアップ》

《温床》

《温床》

 

【展覧会】川野美華”いよいよはきい”展
【会期】2016年10月11日(火)~21日(金)
【会場】77gallery(東京都中央区銀座7‐5‐4毛利ビル5階)
【TEL】03‐3574‐1601
【休廊】日曜
【開廊】11:00~19:00
【料金】無料

 

【関連リンク】77gallery

 


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