7月末から9月25日までの2ヵ月で約73億円の興行収入を記録し、今も大きな話題を呼んでいる映画『シン・ゴジラ』。その首相官邸のシーンで登場した絵画が、10月14日から3日間開催の「第20回東美特別展」で公開される。
展示されるのは、首相官邸での緊急会議シーンで壁に飾られていた片岡球子の絵画《めでたき富士》。同シーンのセットとして選ばれたのは、「首相官邸に実際にありそうな、日本画の巨匠の絵」であったため。片岡球子(1905~2008)は戦後の日本画を刷新した女流画家で、中でも富士山を題材とした絵を多く手掛けた。昨年春には東京国立近代美術館で、今夏は神奈川県立近代美術館 鎌倉別館でその回顧展が開催されたことも記憶に新しい。
「東美特別展」は3年に1度開催され、絵画・近代美術・古美術・茶道具・工芸などの名品が集う、日本で最も歴史あるアートフェア。片岡球子の同作を所蔵する「東京美術倶楽部」で開催されており、今回の特別展示は『シン・ゴジラ』のヒットを受け決定したという。同作は会期中の3日間にわたり、1階の入口スペースで飾られる。日本が誇る名品が集まるアートフェアで、片岡球子の作品が見られるまたとない機会である。
【会期】2016年10月14日(金)~16日(日)
【会場】東京美術倶楽部 東美ミュージアム(東京都港区新橋6-19-15)
【TEL】03-3432-0191
【開場】14日=10:00〜19:00 15日=10:00〜19:00 16日=10:00〜17:00
【料金】一般1,500円 中・高・大学生1300円 小学生以下・障がい者手帳持参者と付添者1名 無料
【関連記事】インタビュー:「第二十回東美特別展」 ― 美術館クラスの名品との出会い
《チケットプレゼント》
同展の招待券を5組10名様にプレゼントいたします。メールのタイトルに「東美特別展チケットプレゼント」とご記入の上、①郵便番号・住所 ③氏名 ④年齢 ⑤職業 ⑥当サイトへのご意見 ⑦今後当サイトで取り上げてほしいコンテンツ を以下のメールアドレスまでお送りください。
present@art-news.co.jp
締切:10月6日(木)必着