群馬・高崎シティーギャラリーにて、展覧会「THE ECHO」が10月4日まで開催されている。今展は来年度より本格始動するアートイニシアチブ「アートプロジェクト高崎」の第1回展として展開されている。

「THE ECHO」は学芸員の選考によって編成される地域芸術祭や美術館といった既存の枠組みに対し、若手アーティストによる自主的な展示活動としてスタート。2008年の横浜トリエンナーレに合わせて行われた初回の展示は国内外で反響を呼び、その後第2回目のベルリン（2012年）、第3回のケルン（2013年）へと引き継がれ、開催都市のアートシーンを吸収しつつ発展してきた。

4回目となる今回の「THE ECHO」は、同企画の発起人である鬼頭健吾ほか計12名の作品で構成。偏光パールのアクリル絵の具を用い、鑑賞者がキャンパスの前を移動することで色面が表情を変える絵画作品を見せる大庭大介、日用品としてのアルミホイルを用い、巨大で複雑な形状をあらわす三家俊彦の彫刻作品、原色に彩られた多数のアクリルプレートが回転しスポットライトの反射によって無限の広がりを見せる鬼頭健吾の空間構成、音や光を組み合わせた映像・パフォーマンスで知られる小金沢健人など、領域横断的に光と色彩が表現される。

12名の参加作家は以下（敬称略・50 音順）。
大田黒衣美　大庭大介　鬼頭健吾　桑田卓郎　小金沢健人　榊原澄人　竹村京　三屋俊彦　ニシジマアツシ　ハラサオリ　パラモデル　山本麻紀子

【会期】2016年9月24日(土)～10月4日(火)
【会場】高崎シティーギャラリー 第1展示室・予備室（群馬県高崎市高松町35-1）
【TEL】027-328-5050
【休場】無休
【開場】10:00～18:00（初日は13:00 から。最終日は15:00 まで）
【料金】無料

【関連リンク】アートプロジェクト高崎オフィシャルサイト