何処にもはまらないブロックが自然と4ピース集まって、とてつもないパワーを孕んだユニットがここに産ぶ声をあげた――。独立展を中心に、互いに刺激を与え合いながら自らの制作と向き合っている大泉佳広、佐々木里加、瀬島匠、髙橋雅史の4名が、東京・銀座のREIJINSHA GALLERYでグループ展「独立クアトロ」を開催する。
「精神的な『独立』があってこそ独立美術協会の作家だ」と主張する彼らは、いずれも会への強い愛着を示すとともに、独立展ひいては美術団体展への問題意識も共有しているという。自らの活動の場を「もっとおもしろくする」ために、依存ではなく、精神的な独立を。あえて独立展(10月12日~24・国立新美術館)と同時期にこの展覧会をぶつけてくることからも、その意気込みが伝わってくる。
自然を飲み込む「RUNNER」シリーズも新たな段階に入った瀬島、「脳」を主題に人間の未来を暗示するかのような多様な社会像を表現する佐々木、幻想世界を具現化し見るものを引き込む大泉、写実技法を駆使し生きる叡智を表現した高橋。それぞれ確固とした哲学を持ちながら幅広い活動を続ける彼等の作品が生み出す化学反応を、ぜひその眼で確かめて欲しい。
◆10月13日(木)16時よりオープニングレセプション、17時より「団体展の意義とは!?」をテーマに座談会を開催。
【展覧会】独立クアトロ
【会期】2016年10月12日(水)~26日(水)
【会場】REIJINSHA GALLERY(東京都中央区銀座6‐7‐2 みつわビルB1F)
【TEL】03‐6215‐6022
【休廊】日曜・月曜
【開廊】12:00~19:00 ※最終日は17時まで
【料金】無料
【関連リンク】REIJINSHA GALLERY