日本で最も歴史の長いアートフェア「東美特別展」が、10月14日より3日間限定で開催される。
同展では国内を代表する美術商65店が集い、古美術、茶道具、近現代美術、刀剣の4ジャンルから選りすぐりの作品を展示。美術館クラスの名品も、ものによっては手にとって鑑賞することができる。
13日にはレセプションが開かれ、青柳正規・前文化庁長官が「美術館をはじめ、普通は”展覧会”というと手の届かない隔絶感を感じながら鑑賞するしかありません。しかし東美特別展は、もしかすると手に入れることができるかもしれない展覧会。多くの方に足を運んでいただたきたいですね」と挨拶した。
今展は、映画『シン・ゴジラ』で使われた片岡球子作品を入口に展示することも話題を呼んでいる。また「具体」の白髪一雄(祇園画廊)や、杉本博司の海景シリーズの1点(瀬津雅陶堂)なども出品されており、古美術から現代アートまで幅広い名品を堪能することができる。
(取材:岩本知弓)
【会期】2016年10月14日(金)~16日(日)
【会場】東京美術倶楽部 東美ミュージアム(東京都港区新橋6-19-15)
【TEL】03-3432-0191
【開場】14日=10:00〜19:00 15日=10:00〜19:00 16日=10:00〜17:00
【料金】一般1,500円 中・高・大学生1300円 小学生以下無料
【関連イベント】
■茶室で楽しむ!呈茶席
茶室名:済美庵
呈茶券:500円(税込)/回 ※当日会場で購入可能
茶席席主:10月14日(金) 大橋宗乃先生、15日(土) 澤井雅彦先生、16日(日) 久米守翠先生
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