篠山紀信やライアン・マッギンレーなど写真関係者150名を取材し、2010年代の写真の動向を追った書籍『写真の新しい自由』が玄光社より刊行されている。
著者は編集者の菅付雅信。雑誌『コマーシャル・フォト』の人気連載「流行写真通信」約5年分と、菅付がゲスト・エディターとして手がけた写真家特集「Photographers Now」のインタビュー記事をまとめ直した単行本となっている。
各章では篠山紀信、操上和美、鋤田正義、レスリー・キー、梅 佳代、大橋 仁、森 栄喜、浅田政志、ジャン=ポール・グード、川島小鳥、鈴木理策、畠山直哉ら国内外の著名写真家たちに取材。ライアン・マッギンレー、奥山由之、上田義彦らにはロング・インタビューを実施している。
「トップ写真家のギャラは?」「風景写真を撮るな!」などのトピックから、「木村伊兵衛写真賞の現在的意義」や「写真におけるわいせつとは何か」、さらには「iPhoneやドローン時代のプロ写真家のサバイバル術とは」「梅 佳代をどう評価するか」といった内容まで、硬軟織り交ぜて10年代の写真をひも解く。
【発行】玄光社
【仕様】四六判 288頁
【定価】2,000円+税
【ISBN】978-4-7683-0780-9
【発売日】2016年10月11日
【関連リンク】玄光社『写真の新しい自由』