来年2月に開催される映像とアートの国際フェスティバル「第9回恵比寿映像祭」の、総合テーマと第一弾の出品作家が発表された。
総合テーマは「マルチプルな未来」。映像やメディア技術の発達は、複製可能でマルチプルに(同時に多数)存在する状態を生み出してきた。今回は映像の複製可能性から、それぞれのアイデンティティや未来の多様な展開を考える。
発表された第一弾の上映作家はフィオナ・タン、ナンシー・D・ケイツ、リン・ルー、マヌ・ルクシュ、マルティン・ラインハルト、トーマス・トーデ。2014年の東京都写真美術館での個展「まなざしの詩学」も好評を博したフィオナ・タンは、自身初の長編映画《歴史の未来》(2015)を出品する。また石川卓磨、ロバート・ノース&アントワネット・デ・ヨング、レイ・レイ、ガブリエラ・マンガノ&シルヴァーナ・マンガノ、ズビグ・リプチンスキー、笹本晃、澤田知子、コルネリア・ゾルフランク、崟利子、豊嶋康子による作品が展示される。
東京都写真美術館リニューアル・オープン後の初の開催となる今回は、ふたたび東京都写真美術館全館をメイン会場とし、周辺地域と連携してさらなる充実をはかる。
第9回恵比寿映像祭 マルチプルな未来
【会期】2017年2月10日(金)~26日(日)
【会場】東京都写真美術館/日仏会館/ザ・ガーデンルーム/恵比寿ガーデンプレイス センター広場/地域連携各所 ほか
【休館】月曜
【開館】10:00~20:00(最終日は18:00まで)
【料金】無料 ※定員制のプログラム(上映、ライヴ、レクチャーなど)は有料
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