100年におよぶ戦国時代を網羅する展覧会「戦国時代展-A Century of Dreams-」が東京都江戸東京博物館で開催中である。
日本における戦国時代は、享徳3年(1454)に関東で始まった「享徳の乱」、応仁元年(1467)に京都で勃発した「応仁・文明の乱」をきっかけに始まった。そして天正元年(1573)の織田信長による将軍・足利義昭追放の頃を安土桃山時代の始まりとすることから、教科書などではこの頃を戦国時代の終わりとしている。
今展は、北条早雲、毛利元就、上杉謙信、織田信長など列島各地で台頭した個性際立つ戦国武将たち、そして権力者たちのために作品を描き続けた初期の狩野派絵師や様々な文化人など、この100年あまりに及ぶ時代を生きた人々の「夢」に迫るものだ。戦国時代に列島の各地で生成された歴史資料や美術工芸品を一堂に展示し、多様な広がりを見せる時代を叙述しつつ、逞しく躍動した人々の姿を追う。
東京展終了後、京都と山形に巡回する。3会場とも、会期中に展示品の入れ替えがある。
戦国時代展-A Century of Dreams-
【会期】2016年11月23日(水・祝)~2017年1月29日(日)
【会場】東京都江戸東京博物館1階特別展示室(東京都墨田区横網1-4-1)
【TEL】03-3626-9974
【休館】月曜日(1月2日・9日・16日は開館)、12月26日~1月1日
【開館】9:30~17:30 (土曜日は19:30分まで、入館は閉館の30分前まで)
【入館料】一般1,350円 大学・専門学校生1,080円 小学生・中学生・高校生・65歳以上680円
【関連リンク】「戦国時代展-A Century of Dreams-」公式サイト
【巡回】
2017年2月25日(土)~4月16日(日) 京都府京都文化博物館
2017年4月29日(土・祝)~6月18日(日) 米沢市上杉博物館