3月に開かれる「アートフェア東京2017」の、テーマと特別プログラムが発表された。
12回目となる今年のテーマは「Art is Alive―アートに近づく、アートが近づく―」。作品と人との距離を縮めること、そして作品を通して「人同士が本質へ近づいていくこと」を意味している。これに基づき、会場入口には入場無料の「ロビーギャラリー」を設置。『Hopin’Pocketful ポケットの希望』と題したブース内で、未来に向けて羽ばたく若手作家による約60点を展示販売する。10~30万円程の比較的手に届きやすい作品を集めることで、多くの人に「アートに近づく」きっかけを提供していく。出品予定はシュウゴアーツの近藤亜樹やSCAI THE BATHHOUSEのMrs.Yukiなど。
そのほかの注目プログラムは、12組のアーティストの個展が並ぶ『PROJECTS』。Satoko Oe Contemporaryの金氏徹平、HARMAS GALLERYの高橋大輔をはじめ、それぞれのギャラリーから選ばれた作家たちの凝縮された世界観を見比べることができる。会期中には一般来場者を対象とした3本のガイドツアーを予定している。
今年は新たな試みとして、ファッションショーの「東京ガールズコレクション 2017 SPRING/SUMMER」とのコラボレーションも決定。「Female Hero」というキーワードを共有することによって、アートとファッションの更なる連携を目指す。
会期中には、アートフェア東京と天王洲をつなぐシャトルバスを運行。昨年9月にオープンした「TERRADA Art Complex」や、デヴィッド・ボウイの大回顧展を開催中(1/8~4/9)の寺田倉庫G1ビルなど、今注目のアートスポットが目白押しのエリアを巡ることができる。
今年は国内外のギャラリー全150軒が参加。うち初出展は靖雅堂 夏目美術店や永善堂画廊など22軒。
【会期】
<ファーストチョイス(特別内覧会)&オープニングレビュー>(招待制)
3月16日(木) 16:00 ~ 21:00
<一般会期>
3月17日(金) 13:00~20:00 VIP 先行入場 11:00
3月18日(土) 11:00~20:00
3月19日(日) 10:30~17:00
【会場】東京国際フォーラム・ホール E及びロビーギャラリー
【料金】1DAYパスポート 前売券 2,300円(税込)/当日 2,800円(税込)
【関連リンク】アートフェア東京