対象をそのまま写すのではなく、感性を頼りに「心の残像」を描き出す洋画家・立川広己の新作展が、2月13日より銀座・ギャラリー一枚の繪で開かれる。
立川は1949年東京生まれ。1990年、自由美術展で佳作賞を受賞し、現在は同会会員。自由美術展では人体をモチーフとした重厚な作品を発表し続けている。
今展で楽しめるのは、公募展での人物画とは異なる一面。薔薇や桜、国内外での取材をもとにした心象風景、ジャズがモチーフの半抽象作品など、新作30数点を出品する。特に静物画では今回新たに白を背景色とし、さらに明るく華やかな画面を生み出した。花のマチエールも特徴的だ。「大作の人物画では芸術性の探求を、静物などの小品では観た人の生活が潤うような作品を目指してきました。発色と動き、そして絵の迫力に注目してほしいです」と語る。
2月18日(土)14~15時にはライブパフォーマンスを開催。あわせて楽しみたい。
【会期】2017年2月13日(月)~25日(土)
【会場】ギャラリー一枚の繪(東京都中央区銀座6-6-1風月堂ビル3階)
【TEL】03-3575-0123
【休廊】無休
【営業時間】11:00~19:00(最終日は17:00まで)
【関連リンク】ギャラリー一枚の繪