大原美術館の「ARKO」、今年の招へい作家は水野里奈に決定

2017年02月15日 13:03 カテゴリ:最新のニュース

 

《FLAVOR》2016年 2273×1818mm キャンバスに油彩、ボールペン

 

大原美術館によるアーティスト・イン・レジデンス・プログラム「ARKO2017」の招へい作家が水野里奈に決定した。

 

水野里奈

水野は1989年愛知県生まれ。2014年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程修了。中東の細密画の装飾や伊藤若冲の水墨画の筆触を取り入れ、様々なレイヤーが重なる絵画を制作している。一昨年の「VOCA展2015」では奨励賞を受賞。そのほか「あいちトリエンナーレ2013」への参加や「アートアワードトーキョー丸の内2014」での三菱地所賞受賞など、様々な活躍を見せる。

 

ARKO(Artist in Residence Kurashiki, Ohara)は「若手作家の支援」「大原美術館の礎を築いた洋画家児島虎次郎の旧アトリエ:無為村荘の活用」「倉敷からの発信」の3点をコンセプトとして実施されており、招へい作家は児島虎次郎の遺したアトリエで3カ月間の滞在制作を行うことができる。2016年は多彩な自画像を描く名知聡子が、2015年には今年のVOCA賞受賞者である幸田千依が選ばれている。

 

水野は6月中旬から倉敷に滞在し、制作した作品は9月12日(火)~11月19日(日)まで大原美術館で公開される予定。

 

【関連リンク】 大原美術館

 


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