公益社団法人企業メセナ協議会(尾﨑元規理事長)は3月1日より、企業や企業財団などが取り組むメセナ(芸術・文化振興による社会創造)活動を認定する「This is MECENAT 2017」(以下「TIM」)対象活動の募集を開始した。

「TIM」は、時代とともに多様化する企業メセナを広く周知するため、毎年、当年度に実施されるメセナ活動を募集し幅広く認定する制度として2014年から始まった。認定活動には、広報媒体などで活用できるシンボル「Mマーク」を発行し、協議会運営のウェブサイト「メセナアーカイブ」に登録して広く発信する。認定した翌年度には、特に優れた活動を「メセナアワード」（後援：文化庁）にて表彰する活動も行っている。

対象となるのは、日本国内に所在する企業や企業財団、またそれらの連合体が、2017年4月1日から2018年3月31日の間に実施するメセナ（豊かな社会づくりを目的とした芸術・文化振興）活動。地域の文化を守り育てる活動や市民が芸術・文化を楽しむ機会の提供、芸術・文化団体への資金提供、芸術・文化団体との協働などが相応する。営利を主たる目的とした活動、宗教活動や政治団体の普及を主たる目的とした活動は対象にならない。

活動の位置づけ、活動の主体性、活動の視野という3つの視点を中心に、社会・地域への想いや創意工夫を凝らした点などを含めて総合的に審査される。審査委員は原島博（東京大学名誉教授　※審査委員長）、大竹文雄（大阪大学社会経済研究所教授）、大谷能生（音楽家/批評家）、松田法子（都市史・地域史研究、京都府立大学講師）、馬渕明子（独立行政法人国立美術館理事長、国立西洋美術館長）、尾﨑元規（企業メセナ協議会理事長）、ほか1名（50音順、敬称略）。

募集期間は2017年3月1日(水)～5月15日(月)24：00まで。申込み受付は「This is MECENAT 2017」応募について内の応募フォームから。手数料は認定活動1件につき30,000円（企業メセナ協議会会員は無料）。

「メセナアワード2016」メセナ大賞 日本毛織「工房からの風」

【関連リンク】This is MECENAT 2017