愛刀家の間ではよく知られながら、これまでほとんど一般に見る機会が少なかった珠玉の名刀コレクションを紹介する展覧会「名刀礼賛 ―もののふ達の美学」が東京・六本木の泉屋博古館 分館で開催されている。
兵庫県西宮市にある「黒川古文化研究所」は東洋古書画や考古遺物を多数所蔵しており、日本刀についても国宝・重要文化財を含む一大コレクションを有する。今回はその中から、国宝《短刀 無銘 (名物伏見貞宗)》や重要文化財《太刀 銘 国光》、重要文化財《太刀 銘 備前国長船住景光》など平安から江戸時代までに造られた36の名刀を紹介。パネル解説も随所にあり、刀剣鑑賞が初めての人でも楽しめる構成となっている。また刀装具や武士の描いた絵画もあわせて60点近く展示し、武士たちが育んできた美意識についても丁寧に探っている。
会場では数量限定で単眼鏡も貸し出しており、それぞれに異なる刀の肌目や、デザイン性の高い刀装具の細部まで楽しむことができる。また、会期中にはイベントやギャラリートークも多数開催。東京ではほぼ初公開となる、黒川古文化研究所の刀剣美の世界を存分に堪能したい。
【展覧会】黒川古文化研究所+泉屋博古館連携企画特別展 名刀礼賛 ―もののふ達の美学
【会期】2017年6月1日(木)~8月4日(金)
【会場】泉屋博古館 分館(東京都港区六本木1-5-1)
【TEL】03-5777-8600(ハローダイヤル)
【休館】月曜(ただし7月17日は開館)、7月18日(火)
【開館】10:00~17:00
【料金】一般800円 大・高校生600円 中学生以下無料
《チケットプレゼント》
同展の招待券を5組10名様にプレゼントいたします。メールのタイトルに「名刀礼賛チケットプレゼント」とご記入の上、①郵便番号・住所 ②氏名 ③年齢 ④職業 ⑤当サイトへのご意見 ⑥今後当サイトで取り上げてほしいコンテンツ を以下のメールアドレスまでお送りください。
present@art-news.co.jp
締切:6月25日(日)必着
【関連リンク】泉屋博古館 分館