「第11回shiseido art egg賞」の受賞者が沖潤子(おき じゅんこ、1963年埼玉県生まれ/インスタレーション[刺繍])に決定した。今回の審査員は岩渕貞哉(『美術手帖』編集長)、中村竜治(建築家)、宮永愛子(美術家)が務めた。
「shiseido art egg」は「新しい美の発見と創造」という考えのもと、100年近くにわたって活動を続けてきた資生堂ギャラリー(東京・銀座)の新進アーティスト公募プログラム。今回は応募総数279件のなかから、岡部あおみ(美術評論家、資生堂ギャラリーアドバイザー)、水沢勉(神奈川県立近代美術館館長、資生堂ギャラリーアドバイザー)、資生堂企業文化部の審査により、沖潤子、菅亮平(かん りょうへい、1983年愛媛県生まれ/インスタレーション)、吉田志穂(よしだ しほ、1992年生まれ/写真)の3名が選出。今年の6月、7月、8月に同ギャラリーにてそれぞれ3週間の個展を開催した。その結果「展示から伝わる個々の作品の圧倒的な力強さ」が評価され、沖が大賞に輝いた。
審査会の詳細は10月上旬頃、資生堂ギャラリーのウェブサイトにて公表予定。
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