日本陶芸の巨匠30名の作品が集う「-或るコレクターの軌跡-近現代陶芸展」が、10月26日より赤坂游ギャラリーで開催される。
展示作家は岡部嶺男、大樋年朗、小川待子、七代加藤幸兵衛、金重陶陽、加守田章二、鯉江良二、高鶴元、佐伯守美、島岡達三、島田文雄、清水卯一、鈴木藏、瀬戸浩、高橋紘、濱田庄司、林敏夫、番浦史郎、深見陶治、松井康成、三浦小平二、三輪休雪、三輪龍作、八木一夫、柳原睦夫ら30名(50音順)。文化勲章受章者、日本藝術院会員、日本藝術院賞受賞者、重要無形文化財技術保持者、陶磁協会金賞受賞者、日本工芸会会長賞受賞者などの大家が長い年月をかけて切り開いた、独自の意匠や造形美を総覧できる。
今展の出品作はすべて、平成元年の赤坂游ギャラリー開廊以降、約10年にわたり作品を収集してきた一人のコレクターによるもの。喜寿を迎えたため、「次に作品を大切に持ってくれる人を探したい」とそのコレクションを初めて蔵出しすることとなった。特に三浦小平二の出品作は、晩年の個展で出品された貴重な青磁。赤坂游ギャラリーの歴史を彩った作品が再集結する展覧会とも言えるだろう。
花瓶、茶盌、徳利、ぐい吞み、湯呑、鉢、壺、皿など35点を展観。大切に保管されてきたため、どの作品も状態は非常に良いとのこと。コレクターの感性が反映された、数々の優品を堪能してほしい。
【展覧会】-或るコレクターの軌跡-近現代陶芸展
【会期】2017年10月26日(木)~11月4日(土)
【会場】赤坂游ギャラリー(東京都千代田区永田町2-14-3 東急プラザ赤坂2F)
【TEL】03-3595-7111
【休館】会期中無休
【開館】11:00~19:00
【料金】無料
【関連リンク】赤坂游ギャラリー