2017年1月から12月に会期のあたる大型企画展入場者数は、国立新美術館「ミュシャ展」(3月8日~6月5日)の657,350人が最も多く入場者を集め、第1位となる見通しだ。
それに続くのが、この秋に東京・京都の国立博物館で開催された「運慶」展と「国宝」展。主催者発表では、京都国立博物館「国宝」展が約624,500人。同館の過去最高入場者数になる。そして、東京国立博物館「運慶」展が、主催者発表で600,439人。これにより、2017年の1年間に開催された大型企画展の入場者数は、1位「ミュシャ展」、2位「国宝」展、3位「運慶」展となることがほぼ確実になった。
なお、「ミュシャ展」とともに国立新美術館開館10周年記念展として開催された「草間彌生 わが永遠の魂」(2月22日~5月22日)は、518,893人で第4位。また、自然・科学系では、国立科学博物館「深海2017」(7月11日~10月1日)が60万人超を記録した。
現在開催中のものでは、週末に入場待ちが3時間となる日もある「怖い絵展」(上野の森美術館、10月7日~12月17日)が、最終的に40万人に達すると見られている。
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