「第2回松伯日本画展」大賞に杉木智美《匂う》

2018年02月15日 11:36 カテゴリ:最新のニュース

 

 

松伯美術館は1994年の開館以来、毎年日本画を模索する作家達の育成と伸長を図り、公募展を開催してきた。2014年度までは「松伯美術館 花鳥画展」として花鳥画をテーマに公募し、2015年度以降はジャンルを限らず広く日本画を対象とした「松伯日本画展」と隔年で交互に開催している。2017年度は2回目となる「日本画展」にあたり、全国から88点の応募(応募者数82名)があり、25点が入賞した。

 

大賞(賞金100万円)には杉木智美(愛知県)の《匂う》、優秀賞(賞金各50万円)には井上貴絵(長野県)の《雪降る音》、大森正哉(京都府)の《孤高の静》、鈴木祐斗(東京都)の《船溜り》、藤原玲子(京都府)の《野みち》が選ばれた。そのほかの入賞作家は、池庄司 淳、猪又智子、岩崎早苗、内海福溥、大村美玲、奥村絵美、角谷紀章、神谷渡海、菊地将宗、楠瀬和子、小杉侑未、塩﨑泰介、竹内昌二、鶴岡里沙子、中井美智子、永井祥浩、西本実紀、速水駿、諸橋花野、若林静香。

 

審査員は上村淳之(松伯美術館館長、創画会理事長)、雲丹亀利彦(創画会会員)、北野治男(日展会員)、倉島重友(日本美術院同人)、松村公嗣(日本美術院理事)、水野收(日展会員)の各氏。入賞作品展では入賞作品25点のほか、上村松園《春の旅》、上村松篁《兎Ⅰ》、上村淳之《鵲(かささぎ)》なども特別展示される予定。会期中の2月10日(土)14時より、上村館長による講演会「日本画の問題点―今日―」が開催される。

 

【展覧会】第2回松伯日本画展

【会期】2018年2月9日(金)~3月11日(日)

【会場】松伯美術館(奈良市登美ヶ丘2-1-4)

【TEL】0742-41-6666

【休館】月曜ただし2月12日(月・祝)は開館、翌13日(火)休館

【開館】10:00~17:00(入館は16:00まで)

【料金】大人820円 小・中学生410円 ※障がい者手帳の提示により、本人と同伴者1名まで2 割引

 

【関連リンク】松伯美術館

 


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