日本経済新聞社が主催、次代の美術界を担う新進気鋭の日本画家を表彰する「東山魁夷記念 日経日本画大賞展」第7回の入選作家がこのたび決定した。

本賞は、日本画壇の巨匠・東山魁夷が遺した功績を称えるとともに、これまで受け継がれてきた日本画の世界を後世に伝えることと、日々研鑽を積んでいる日本画家の仕事を客観的に評価し発掘することを目標として2002年に創設。過去3年間に優れた作品を発表した55歳以下の日本画家を対象に、全国の美術館学芸員や評論家らが推薦した作家の中から入選作家が選ばれ、大賞が決まる。賞金は500万円。前回第6回では、日展を中心に目覚ましい活躍をみせる岩田壮平（1978年名古屋市生まれ、日展会員、武蔵野美術大学准教授）が大賞を受賞している。

第6回展で大賞を受賞した岩田壮平

大賞受賞作品《雪月花時最憶君－花泥棒》は幅10mにもおよぶ大作であった

今回の入選作家は24名（推薦55名）。大賞は4月23日に発表される。

第7回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展　入選作家
青木香保里　蒼野甘夏　浅野友理子　浅見貴子　荒井 経　泉 桐子　イトウマリ　及川聡子　加藤良造　金子富之　木島孝文　佐藤真美　椎名 絢　田中 武　谷保玲奈　長澤耕平　中澤美和　伴戸玲伊子　土方朋子　松平莉奈　森 美樹　山本太郎　山本雄教　吉賀あさみ

【展覧会】第7回東山魁夷記念 日経日本画大賞展

【会期】2018年5月18日(金)～28日(月)

【会場】上野の森美術館（東京都台東区上野公園1-2）

【開館】10:00～17:00（入場は閉館30分前まで）

【料金】一般500円　大学生300円　高校生以下無料

【関連リンク】上野の森美術館