朝日新聞社はイギリス・ロンドンのコートールド美術館が所蔵するマネやセザンヌらの傑作を紹介する展覧会を、2019年9月から東京、愛知、兵庫の3カ所で開催すると発表した。同社の渡辺雅隆社長と、同館のエルンスト・フェーヘリン館長が6月19日に合意書に調印した。
コートールド美術館は、1932年に実業家サミュエル・コートールドのコレクションを元に設立。小規模館ながら非常に質の高い印象派、後期印象派コレクションで知られている。改修で約2年間休館することから、このたびの作品の貸し出しが決定した。同館が誇るコレクションが日本でまとまって紹介されるのは20年以上ぶりとなる。
来日するのは、マネが死の前年に描いた大作《フォリー=ベルジェールのバー》(1882年)や、セザンヌの《カード遊びをする人たち》、ゴーギャンの《ネバーモア》など油彩約50点と彫刻など。東京都美術館で2019年9月10日から12月15日まで開催され、翌20年に愛知県美術館と神戸市立博物館へ巡回予定。
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