勝川夏樹に全審査員一致で大賞――「第7回現代ガラス展 in 山陽小野田」

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勝川夏樹に全審査員一致で大賞――「第7回現代ガラス展 in 山陽小野田」

2018年07月04日 15:29　カテゴリ:最新のニュース

山口県・山陽小野田市は古くから窯業と深い関わりがあり、ガラスをコンセプトとしたまちづくりに取り組んでいる。2001年からトリエンナーレ方式で開催している「現代ガラス展in山陽小野田」は45歳以下を対象とし、若手ガラス作家の登竜門的コンペティションとして知られる。

第7回展には国内外から85作品が集まり、受賞8作品、入選49作品が選ばれた。審査員長は横山尚人氏（ガラス造形家、日本ガラス工芸協会功労会員）、審査員は隈研吾（建築家、東京大学教授）、ホンムラモトゾウ（ガラス造形作家、近畿大学文芸学部芸術学科教授、日本ガラス工芸協会理事）、土屋良雄（サントリー美術館企画委員、日本ガラス工芸学会理事）、十二代三輪休雪（陶芸家）の各氏。

大賞作は勝川夏樹氏の《Fascination with MagnificationⅡ》。独特の技法と表現を兼ね備えた点が評価され、全審査員の意見が一致した。勝川氏は「今回の作品は、東京藝術大学で現在研究している造形技法を新しく展開させた試みである為、今回評価して頂いたことは、とても今後の制作の励みになります」と受賞の喜びを語っている。