世界を代表するオークションハウスのひとつサザビーズは8月22日、株式会社サザビーズジャパンの代表取締役会長兼社長に石坂泰章が就任すると発表した。
石坂は1956年東京都生まれ。三菱商事に7年間勤めたのち、1987年に美術業界に転身。自らのギャラリーを通じて様々なアーティストを日本に紹介し、また90年代半ばにはアメリカ現代美術の企業コレクションの構築に尽力した。2005年から14年までサザビーズジャパンの代表取締役社長を務め、退任後はアートアドバイザリー会社を設立。一方で、前澤友作が設立した現代芸術振興財団の評議員をはじめ、複数の国内私立美術館のアドバイザーや東京藝術大学の非常勤講師を務めるなど幅広い活動を続けている。
サザビーズへの復帰について石坂は「日本の市場をさらに発展させ、 グローバルなステージでの地位を高めるためにも、アジアおよび世界各地のそれぞれの分野の専門能力を兼ね備えた各部署と一緒に働けることを楽しみにしています 」とコメントしている。
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